なんか、マスメディアってどんどん俗悪コンテンツ化していってるように思うんだけど、そう思ってるのってワシだけなのかな。
まあ、マスメディアの『マス』って、つまり『大衆』って意味らしいから、オカシイのがフツーなのかな。
大衆文化ってそもそもが下衆下民の文化みたいなものだし、そんなものに何か立派なものを期待するのもおかしいんだけどさ。
けど、その一方でテレビとかラジオとか一部出版社なんかは『報道事業』を建前に、あたかも自分たちがもたらす情報に『権威』があるかの如く振る舞うから厄介なんだよね。加えてレコード大賞とか、流行語大賞とか、ベストジーニスト賞なんかを見せられると、なんかメディアがとても凄いものであるかのように錯覚してしまうんだけど、ああいった賞って業界人のための賞であって、別に一般人には何の関係もないものだし、もちろん特別な何かの権威付けがあるって訳でもないってことは今や誰でも知ってるよね?
ただ世の中には権威主義的パーソナリティーの持ち主がメチャクチャたくさんいるからさ、そういった人たちがマスメディアからの情報を鵜呑みにしてしまって、まあ、事実上の『餌食になってる』っていうような状態だと思うんだよ。
なんでワシがそんなことをクソ真面目に考えてるかっていうと、実の母が、その…典型的な権威主義的パーソナリティーの持ち主でさ、マジでメディアに振り回されちゃうタイプの人だから、いろいろ困ってるんだよ。母はもう高齢だけど、心優しい女性なもんでね、世の中の事を疑ったりとか、世間の裏事情がどうとか、そういうことを考えるのがとても苦手な人なんだよ。だからテレビの言ってることは全部信用しちゃうし、イケメンが好きだし、キラキラした金持ちに憧れたりしてしまうんだよね。それを長年近くで見ていて、なんかワシ、母が不憫に思えてきてさ…それで、マスメディアの『害』みたいなものを真剣に考えるようになったんだよ。
で、やっぱりワシが問題だと思うのは、マスメディアの『二面性』って部分なんだな。一方では真面目な報道事業を行っていても、もう一方では大衆文化を連日流し続ける。この二面性を、明確に分離して理解せずに、混同してしまうと良くないんだと思う。
でね、ワシの作ってるこのブログなんだけど、内容を見るとかなり下品なコンテンツで出来ているでしょ? マスメディアに否定的なワシが、なんでそんなものを作ってるかっていうとね、ズバリ『オウンド・ゲス・メディア』っていうジャンルを確立したいからなんだよ。
あの、実のところ別にワシはマスメディアに否定的って訳じゃないんだよね。むしろ結構好きな方だと思うんだ。だけど、さっきも書いたとおり『メディアの二面性』の部分に関してのみに問題意識を持ってるんだよ。それでね、それをどうにかしようと考えたときに思いついちゃったんだ。『分離しちゃえばいいじゃん!』ってことにね。
マスが作り出す大衆文化って面白いし、下品になればなるほどより面白くなるのも事実。だから真面目な報道や時事問題から大衆文化を完全に切り分けて、『下衆の、下衆による、下衆のためのメディア』つまり『ゲスメディア』を作ろうと、そう思ったんだよ。
で、作り始めたのがこのブログなんだけど、でも「なんで『ゲスメディア』じゃなくて『オウンド・ゲス・メディア』なの?」って話になるじゃん?
このオウンドって言葉なんだけど、『オウンド』っていうのは『自分自身で所有してる』って意味だと理解してもらっていいと思う。
あのね、ワシ、こういう下品なブログを作るに当たって、どこのブログサービスを使うかってことにめちゃくちゃ悩まされたんだよ。
だってさ、どこのブログサービスでもあからさまなエロ話は利用規約違反になっちゃうでしょ? せっかく育てたブログが突如BANされるなんて悪夢でしかないし。でも、そこを突き詰めていくと、もう選択肢がなくなってしまうんだよ。どこのブログサービスも、言い換えればプラットフォーマーな訳だからさ、いろんな規約でガッチガチに守られていて、とてもじゃないけどゲスメディアなんて作れる余地がなかったんだよね。
だからこのブログは、自分自身でサーバーを用意し、ドメインも取ったりして、一から全部ワシ自身の手で作らなきゃいけなかったんだ。自分で全部を所有・管理しているから『オウンド』な訳だね。でね、こういう構図は今後もずっと変わらず続いていくだろうと思うんだ。だからゲスメディアを作るっていうことは、必然的にオウンド・ゲス・メディアを作るってことになるんだよ。これはもう仕方がないことだね。
ああそうだ、広告についても一言言及しておかなきゃね。このブログには広告を貼り付けることも出来なかったんだよ。もちろんこれも規約の制限で、だね。広告配信システムってアドネットワークとも呼ばれてるものなんだけど、あれ、世界的なネットワークでさ、あれも一つのプラットフォーマーな訳なんだよね。大きな声では言えないけど、いろんな利権も絡んでる。だから、ゲスいブログじゃ審査に通るはずもなく、たとえ通ったとしてもBANされるのは時間の問題なんだよ。
あと、多くのブロガーたちが自分のブログに広告を載せてあたかも楽してアフィリエイト収入を得ているように見えるかもしれないけどさ、あれ、ほとんどお金になってる人なんて居ないんだよ。儲かるのはプラットフォーマーだけで、ブロガーたちはそのおこぼれに与るって程度のものなんだよ。お金はワシも欲しいけど、そんな端銭のために自分のやりたいコンテンツ(ゲスメディア)を制限されるなんてまっぴらごめんだね。
てな訳で、広告は一切なしってことになりやした。
ただ万が一、なんかの記事がバズって、ワシの書いた記事にお金を出してもいいって人が現れたときのためにLiteCoin(仮想通貨)のアドレスとQRコードだけはちゃっかり載せておいた。まあ、一種の投げ銭代わりに使ってもらえたらな、と思ってる。